東庄町 大利根用水・兼田貯水池来訪
兼田貯水池は千葉県東庄町窪野谷地先にある池。
池の南方旭側には分水工があり、その付近には集落があるものの、東庄側には民家はなく、田んぼと里山に囲まれている。
昼間はかなり見通しがよく、ランニングコースやちょっとした散策に向いているが、人気がないので不気味にも思う。夜間来訪は街灯がないので怖い上に、付近に用水路が流れていて転落する恐れがあるのでおすすめしない。
東庄側の用水路
近日の猛暑のせいか、ポンプを扇風機で冷却していた。
その周りの田んぼに小さなバッタがいた。またアカガエルがまだ生息していた。
この池は元から大きかった訳ではなく、昭和末期に拡張工事を行い今の姿になった。正確な時期については確認していないので不明だが、昭和58年頃の航空写真をみると小さな池で、上の画像にある用水路がそのまま旭側まで池のほとりを貫いていた。
その後平成4年頃の航空写真をみると今の姿形になっている。
手入れはされておらず、この時期の池の周囲は藪が深いので近付くことができない。かつてはちょっとした駐車場と休憩スペースのようなものがあったようだが、現在は車の乗り入れ自体ができなくなっている。その代わり旭側の用水路付近にある管理用通路から車を乗り入れることができ、その先の分水工管理事務所(無人)に駐車スペースがある。